微風帯から』(思潮社)

午の時刻に、あたしはあまい体液をすう
葡萄
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ソナチネ・レッスン
饒舌
匂ひたつ触覚
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匂ひたつ触覚
目次

視線は沈みこみ、うずもれて。あるいは、ふくれひろがり、弛緩して。再び閉じて、力なく互いに合わせられ。そうしてつねにそれ自体ではない、なにものかのために。ましてなにものにも似ない、そうした瞬間において。新しい予感はうながされていくだろう。だがはじまりは、すでにもっとも旧く――いつだって頬を不意に撫ぜている微風のよう。

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Un(e)、あるいはHERNESSのための一断章
水
夏至
つねに異和のある既視感のために
空 ku
遠雷